教育・指導と「与えない」ことの重要性

 

スポーツの指導者という立場をしばらく取っていて感じることが多々あるのですが、

良かれと思って「与える」ことが長期的に見て結果を良い方向に導けないということは多々あります。

 

これは子供の教育にも非常に関連するのですが

それから食事にも非常に関連するのですが

というより全てに関連するのですが

 

 

良かれと思って何か「これをやりなさい」と与えたとします

 

与えられた側が得たものは

「与えられたもの」

のみ。

 

そして与えられた側が失ったものは

「自分で考えて何かをする機会」

「自主的に何かを楽しむ機会」

 

 

損失、大きすぎますよね。

 

これに気づけないと、エライコッチャです。

 

 

ありがた迷惑という罪を、もっとちゃんと「罪」であると認識しなければならないと、つくづく思うのであります。

 

 

「良かれと思ってやっていることだから・・・」

 

そんな気持ちではあるのですが、そんなエゴで相手を潰すことのないように・・・

 

 

ポイントはあります。

 

自主的に何かに取り組みたいといったときに環境を全力で整えること

簡単に答えを教えないこと

失敗して、考えて、ちょっとうまくいって・・・という全てを見守ること

 

 

目先の結果をこちらが期待してしまうのが一番アウトで、あくまで周りは中長期的に見守るということが重要かなぁと。

 

指導、教育者側が忍耐できなくて、本人に忍耐を培うことはできない。

 

 

スポーツの指導において、常に意識していたいと思います。

 

 

スタジオコア・代表 小澤